農 学 専 攻

概 要

 人類は約1万年の年月をかけて作物と呼ばれる一群の植物の順化・改良と生産技術の向上を進め、その生存と豊かな生活に不可欠な食料、衣料、花などの植物質源の生産を多様化し拡大させてきた。 これら資源生産の持続的な発展は時代を超えて人類共通の要請であり、特に現在は、急増を続ける世界人口と悪化する地球環境のもとで、環境に誠和した効率的な食糧生産技術の開発が強く求められている。 そのためには、遺伝子操作から環境管理にいたる幅広い諸技術の開発と、それらを統合した新しい植物資源生産技術の開発が必要である。 このような人類共通の課題に正面から取り組んでいるのが農学専攻である。 現在の農学専攻は作物学、育種学、蔬菜花卉園芸学、果樹園芸学、 雑草学、栽培システム学、品質設計開発学、品質評価学および植物生産管理学 の9分野からなり、分子生物学から生態学までの広幅な手法を駆使して 問題解決のための基礎研究を展開している。 また、世界の食糧問題や地球環境問題などの分野で、活発な国際共同研究を行っている。 これら研究・教育活動を通じて、それぞれの専門分野の高い学識に加えて、総合力に優れかつ国際性豊かな卒業生を、大学、国公立研究・行政機関および食料関連の民間企業に多数送り出している。

農学専攻ミッション


作物学分野

育種学分野

蔬菜花卉園芸学分野

果樹園芸学分野

雑草学分野

栽培システム学分野

品質設計開発学分野

品質評価学分野

植物生産管理学分野

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